市況

バフェット氏、株を売る。

投資の神様が株を売って利益を確定させているということは、下落相場が近いのかもしれませんね。
米国のバフェット指数が170%で高値圏にあるらしい。彼は、株価が高値圏にあると認識しているので淡々と売って現金を確保し来るべき暴落相場に備えているということでしょう。

wok氏がこの世で尊敬している投資家はウォーレン・バフェット氏と村上世彰氏だけですからね。

バフェット指数とは、株式全体の時価総額を名目GDPで割ったものです。

この指数に理論的根拠があるのかいえば、どうなんだろうと思いますが、バフェット氏が体験したことを統計学的に分析すればそうなるんだと思っています。

ちなみに日本株のバフェット指数を計算したところ…2023年8月4日時点で…

146%

でした。米国株ほどではないが、ちょっと高値圏という感じかもしれませんね。

wok氏が考えた投資戦略としては、バフェット氏を見習ってキャッシュポジションを多めにしてロングの利幅は少なめに、機を見てショートを仕掛けてみるってところですかね?

リーマンショック相場でショートしていたクレイジーな人たちを描いた映画「マネー・ショート 華麗なる大逆転」を見てみるのも勉強になるかもしれませんね。

ちなみにwok氏はショートで儲けたことはありません。リーマンショック時に大敗して資産を1/5にしてしまいました。退場級の大ダメージを食らったのも、今では「何もかも、みな懐かしい……」ですね。

【参考記事】
ウォーレン・バフェットが愛用する指標、170%まで急上昇…「200%で株を買うのは火遊び」(海外)
https://news.yahoo.co.jp/articles/0e3faa0b64a44412640ae8efcae477522df53782

バフェット氏のバークシャー、4-6月の営業利益好調-株は売り越し
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-08-05/RYXSZDT1UM0W01

出前館 vs UBEREATS

久しぶりにwok氏の投資暴論を書かせてもらいます。

昔と違って、今はスマホで注文するだけでご馳走が届く時代ですね。
UBEREATSという黒船が上陸して配送網のクラウド化には衝撃を受けました。
確かに素人配達による弊害はありますが、最短10分でマクドナルドのバンパーカーが届くのですからね。
配達依頼を差配するのは人間ではなくAIです。AIがこれからは人間の仕事を奪っていくでしょう。

一方、出前館はというと、昔ながらの差配する人は人間、配達員のアプリは昭和っぽいシステム。拠点ごとにバイトで雇用された配達員を常駐させる感じですね。UBEREATSに比べてシステムが古臭くて「昭和館」とネットでは囁かれているとかどうとか(^^;
私感ですが、システム性能やシェア支配率などでUBEREATSに負けている状況が続いていたと思う。

ここからは、2021年度の話です。
2020年、フードデリバリーで天下を取ったのはUBEREATSでしょう。
そのUBEREATS、利益を出すために配達員への支払いを下げ始めます。シェアを支配したら利益を得るという基本戦略ですね。配達オーダーを300円で差配するという事例も頻繁に発生するようになります。「スリーコインズ」と揶揄される配達員殺しのシステムの運用ですね。

さて、ジリ貧だった出前館ですが、2021年9月30日にZホールディングスやNEVERなどから公募増資を実施します。公募価格は1736円です。軍資金を確保して反転攻勢にでます。以下のような対策をします。

1)業務提携先の拡大(丸源ラーメンやミスタードーナツなどなどいろいろと注文できるようになりました。)

2)配達員の確保。(UBEREATSに比べて破格の配達報酬を用意。)

3)顧客の確保。(CMや割引キャンペーンを展開してアプリ利用者を増加させています。)

4)アプリの近代化(少しずつですが近代化しているようです。2022年2月にはUBEREATSのようなAI差配が導入されるとか???不確定な情報ソースです。)

2021年度末くらいにはUBEREATSと互角の注文数になったではありませんか。出前館は、かなり無理をしている状況ですが2強といってもいい状態です。日本ではUBEREATSか出前館かというところまで来ています。

2022年1月の状況はどうなっているかというと、UBEREATSから相当数の配達員が出前館に移動している模様です。配達報酬の差から明らかですね。そして、地域によっては出前館からは注文できるが、UBEREATSからは注文できない状況が発生しています。
こんな感じです。

UBEREATS

出前館

新宿でUBEREEATSの利用状況を調査した結果、配達員不足で一部注文できないブラックアウトが発生していました。出前館なら注文できるが、UBEREATSでは注文できない状況が全国各地で発生しているものと推測されます。

新宿の状況(2022年1月17日10時)

配達員を確保した出前館は強い強い。

最後に出前館の株価について書いておきますか。(^^;
UBEREATSに対して優勢に戦いを進める。そして、今度こそ日本UBERを買収する。が達成できれば株価はきっと上がるでしょう。
UBEREATSに対して劣勢を余儀なくされる展開だと、ジリ貧路線で株価は下落するでしょうね。

言いたいことは対UBEREATS次第ということです。はい。

Zホールディングス等が無策で1株1736円で増資したとは思えないですけどね。

東証1部で配当利率10%超。

新興企業ではなく、大企業の利回りが10%越えとはね。

今年は海運セクターが熱そうですね。PERも2倍台。この活況が続けば2年弱で元がとれるという計算ですね。

これで保守的な見積もりとは、さらなる上方修正と増配が期待できそうです。

2020年5月物WTI原油価格-37.63$

歴史的価格だと思うので、記載しておきましょう。

WTI原油先物価格はこちらから見ることができます。

ニュース一覧

NY原油先物、初の価格「マイナス」 5月物投げ売り殺到
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58291780R20C20A4000000/?n_cid=DSMMAA10

NY原油先物、史上初のマイナス コロナで供給過剰に
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200421-00000008-asahi-int

原油先物価格が暴落、ついに史上初のマイナス
https://toyokeizai.net/articles/-/345758