【史上最大のIPO】スペースX(SPCX)の買い方を徹底解説——日本の個人投資家が公開価格で抽選参加できる

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イーロン・マスク率いるスペースX(Space Exploration Technologies)が、ついに株式市場に登場します。2026年6月12日、ナスダック市場にティッカー「SPCX」で上場予定。評価額は最大2兆ドル、調達額は最大800億ドル規模と報じられ、もし実現すれば2019年のサウジアラムコ(約290億ドル)を大きく上回る史上最大のIPOになります。

そして個人投資家、特に日本の私たちにとって見逃せないのは——みずほ証券・楽天証券・SBI証券の国内3社が募集を取り扱い、新NISA(成長投資枠)の対象にもなるという点です。「夢のある宇宙企業の株を、上場前の公開価格で抽選で買えるかもしれない」。これはかなり珍しいチャンスです。

この記事では、スペースX株の買い方を3つのルートに整理して解説します。

⚠️ 最初にお断り:本記事は情報提供を目的としたもので、特定の銘柄の購入を勧めるものではありません。私は金融アドバイザーではなく、投資判断はあくまでご自身の責任でお願いします。条件・スケジュールは変更される可能性があるため、申込前に必ず各証券会社の公式ページで最新情報をご確認ください。


スペースXとは——なぜここまで注目されるのか

スペースXは2002年設立。S-1(目論見書)では事業を大きく3つのセグメントに整理しています。

  • 宇宙(Space):再使用型ロケット。世界の軌道打ち上げの過半数を担うNASAの主要パートナー
  • コネクティビティ(Starlink):衛星インターネット。現在のスペースXの収益の柱であり、唯一しっかり稼いでいる事業
  • AI(xAI):マスク氏のAI事業。X(旧Twitter)との統合を経て傘下に。成長余地は大きいが、現状は赤字を生む最大の要因

財務をざっくり見ると、**2025年の売上は約186.7億ドル(前年比+33%)**と成長は力強い一方で、約49億ドルの赤字を計上しています。設備投資(capex)が前年からほぼ倍増の約207億ドルに膨らみ、特にAI事業のキャッシュ消費が重い構造です。

つまり、「実績のあるStarlink」と「赤字を垂れ流すAI」が同居する企業。2兆ドルという評価額は、現状まだ利益を生んでいない事業に対する将来期待を相当織り込んでいる、という見方ができます。ここは投資判断の重要なポイントです。

なお、上場にあたって5対1の株式分割が予定されており、個人が買いやすい価格水準に調整される見込みです。


買い方①:上場前に「公開価格」で買う(ブックビルディング・抽選)

最も注目度が高いのがこのルートです。上場前に、決められた公開価格で株を取得できる可能性があります。人気の高いIPOでは初値(上場後最初に付く株価)が公開価格を上回ることも多く、当選すればその差益を狙えるのが最大の魅力です。

どこで申し込める?

国内で取り扱いを案内しているのは、現時点で次の3社です。

  • みずほ証券
  • 楽天証券
  • SBI証券

報道では23社にのぼる幹事団に「米国みずほ証券」が加わっており、上記3社はその委託を受けて日本の顧客へ販売する見通しです。

申し込みの流れと注意点(SBI証券・楽天証券の例)

実際に各社が案内している条件を整理すると、国内IPOとはルールが異なる点がいくつかあります。

項目内容
必要な口座通常口座に加えて外国株式取引口座の開設が必須(米国籍・取引制限口座などは申込不可)
手数料IPOでの株式取得に手数料は不要
NISA新NISAの成長投資枠で買付可能。申込時にNISA預りを選択
IPOチャレンジポイント対象外(米国株IPOはポイント対象外)
配分方法日本証券業協会の規則の対象外。詳細はオファリングスケジュール確定後に案内
公開価格の決定ロードショー(機関投資家向け説明会)後、6月11日ごろに正式決定の見込み

楽天証券では「ブックビルディング(需要申告)」として抽選参加できるサービスを案内しています。当選すれば公開価格で取得可能。ただし申込期間は記事執筆時点(5月下旬)でまだ未定で、「決定次第お知らせ」という段階です。

👉 やるべきこと:まず外国株式口座を開設しておくこと。大型IPOは申込期間が短く設定されることがあり、「口座開設が間に合わず参加できなかった」が最も多い失敗パターンです。


買い方②:上場後に市場で買う(一番シンプル&確実)

抽選に外れても、あるいは様子を見たい人にとって最も現実的なのがこのルート。6月12日の上場後は、米国株に対応した証券会社で1株単位で普通に売買できます。

対応している主な証券会社:

  • 楽天証券
  • SBI証券
  • マネックス証券 など

NISA成長投資枠での買付も可能です。確実に株主になれるのがメリット。

ただし注意点があります。上場直後の株価は期待が先行して荒れやすい。世界的知名度・宇宙・衛星通信・AIという強烈なテーマを背負った史上最大級のIPOだけに、初値が公開価格を大きく上回って高騰し、その後に急落する——というシナリオも十分あり得ます。「初日にとにかく飛びつく」のではなく、数日〜数週間の値動きを見てから判断するのも立派な戦略です。


買い方③(参考):Pre-IPOトークン——リスクを理解できる人だけ

一部の暗号資産取引所(Bitget、MEXCなど)では、スペースXのIPO後のパフォーマンスに連動する**「未公開株トークン」**が取引されており、IPO前から少額でアクセスできるとされています。

ただし、これは本物の株式そのものではなく、株主としての権利(議決権・正式な株主権)も得られません。価格連動の仕組み・流動性・取引所の信頼性など、リスクは証券会社経由とは比較にならないほど高くなります。初心者には基本的におすすめしません。「正式な株主になりたい人は①②、どうしてもIPO前から先行エクスポージャーを取りたい上級者だけが③を検討する」という整理が現実的です。


申し込む前に必ず押さえておきたい注意点

大型IPOゆえの落とし穴を最後にまとめます。

  1. 初値高騰リスク:期待が過熱しやすく、公開価格より大幅に高い初値が付くと、そこからの上値余地は限定的になりがち。「人気=儲かる」ではありません。
  2. 為替リスク:米国株なのでドル建て。円安・円高の影響を受けます。
  3. 財務の中身:売上は伸びていますが2025年は赤字。評価額2兆ドルは将来期待の塊です。Starlink・宇宙事業に加え、赤字のAI事業をどう評価するかが肝。
  4. マスク氏の支配権:上場後もマスク氏が議決権に大きな影響力を持つ構造がS-1に記載されています。一般株主の発言力は限定的。
  5. 5対1の株式分割:個人が買いやすい価格に調整される見込み。1株あたりの金額感は分割後の水準で考える必要があります。
  6. スケジュールが流動的:申込期間・公開価格は確定次第の案内。乗り遅れないよう各社の通知をこまめにチェックを。

スケジュールまとめ

時期内容
2026年5月20日SECへS-1(目論見書)提出(済)
6月上旬(4〜8日ごろ)ロードショー(機関投資家向け説明会)開始
6月11日ごろ公開価格の正式決定(見込み)
2026年6月12日ナスダック上場・取引開始(ティッカー:SPCX)

まとめ——今すぐやるべきこと

スペースXのIPOは、知名度・テーマ性・規模すべてが規格外の歴史的イベントです。そして日本の個人が国内証券から公開価格で抽選参加できるという点で、極めて珍しいチャンスでもあります。

熱狂に飲まれず、冷静に向き合うために、いま着手しておくべきは次の2つです。

  1. 外国株式取引口座を開設しておく(みずほ・楽天・SBIのいずれか)。これがないと抽選にも上場後の買付にもスタートラインに立てません。
  2. 「いくらまでなら出すか」を先に決めておく。初値が高騰したときに冷静さを保つための、最強の防具です。

夢のある銘柄ほど、足元の数字と需給を冷静に見る目が問われます。最新の条件は必ず各証券会社の公式ページでご確認のうえ、ご自身の判断で。良い投資を。


※本記事は2026年5月時点で公開されている報道・各証券会社の案内をもとに構成しています。情報提供を目的としたものであり、投資勧誘や助言ではありません。最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。

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